光り輝く!光での合宿生活

(1)ヨットとの出会い、セーラー達との出会い・・・初合宿

2期 柴田哲也

 初めて光に行って初めてヨットに乗せてもらったのはいつであったか覚えていないが、かなり波の高い、雨の少しふっている日だったと思う。私たちをヨットに乗せてくれたのは光のヨットマン(光高・聖光高出身の社会人)であったが、とにかくこわそうな人たちばかりであった。スナイプだったと思うが、いわれるとおりにシートを引いて、体を移動させていつのまにか初めての体験は終わった。手は痛いし、波で体がびしょびしょになるし、ごっつい顔をした人におこられるし、あまりいい思い出は残らなかった。しかし、ヨットそのものに対する興味は深まっていった。また光のヨット関係者には本当にお世話になったし、親切にしてもらった。特に私は、クマさんともう一人の相棒の人に親切にしてもらった。有難うございました。

 最初の合宿は、教育学部の付属の光の小学校内にある研修センターで寝泊りと食事をし、光のヨットハーバーで練習をした。朝起床後、20〜30分間のランニングおよびトレーニング、その後、朝食をすませ、ヨットハーバーまで30分くらいのランニング、海上練習をして、夕方砂浜でランニングとトレーニング、その後ランニングで合宿所に帰って夜はミーティングであったと思う。私にとって一番辛かったのがランニングである。163cm68kgでやや太めであった私にとって30分間も走り続けることは、まさに地獄であった。ヨットには乗りたいが、ランニングはどうしても苦手であった。

 そんな中で食事当番は私の得意な仕事であった。山登りの好きだった私は、小さい頃から、キャンプで食事をよくつくったりしていたし、なによりも食当はランニングをしなくてよいことがうれしかった。また合宿での楽しみに、光高と聖光高の女子高生といっしょに練習ができることがあった。みんな真っ黒な顔をしてあまりかわいい子はいなかったが、確か、光高に双子のかわいい姉妹がいたことを覚えている。

 書いているうちに色々なことを思い出すが、断片的であったり、ごっちゃになったりで、ほんとうに歳をとったとつくづく思う。しかし、いやな思いでは一つもなく、一つ一つがほんとうに良き思い出として残っている。



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